サクラと小さな丘の生きものがたり

サクラが咲くとき、忘れてはいけない思い出が

 

サクラと小さな丘の生きものがたり

 

 

 

鶴田 静著  松田萌 

 

 

422日刊行 本体1800 四六判 184頁 上製ISBN978-4-906791-56-9 C0093

 

自然を愛する読者にすてきな童話が登場。小さな丘に暮らす夫婦と生きものとの心あたたまる触れあい……けれど厳しい現実と悲しい別れも待ち受ける。そこで生きものたちが夫婦に生きる勇気をくれた。エッセイイストとして著名な鶴田静は、田舎暮らしの中で、写真家であるエドワード・レビンソン氏と一緒に、自然との共生を目指す生活をつくりあげてきた。本書は、その長い経験をもとに、その思いのすべてを込めて書下した新しい創作童話の傑作。    

目次

1部 願い

ヤマボウシの喜び

ハナさんの誓い

走るタヌキ

掘ったのは誰?

あたたかさは五回

ロージーのしあわせ

花飾りとピンク帽

お願い、お月様

 

2部 奇跡

天使が来た

あなたのままで

花のカーペット

サクラの桜の木

夏の女王は

虹を超えて海へ

幻の再会生きる力

 

ずっと経って

著者紹介

鶴田 静

エッセイスト・翻訳家.日本文藝家協会会員,日本ペンクラブ会員.

東京都生まれ. 明治大学文学部卒.1975年から77年までウィリアム・モリス研究のためのイギリス滞在. ベジタリアンになり, その思想と料理を研究する. 帰国後1979, 最初のエッセイを出版して以来, 自然生活, 環境, 食文化, 庭園と草花についての執筆, 英語翻訳をする. 各所で講演・講座をし, テレビ・ラジオ・新聞・雑誌に登場している. 現在, 夫の写真家エドワード・レビンソンと犬1匹と房総半島の農村に在住.

 

著書:『ロンドンの美しい町』『いま、自然を生きる』『茶箱のなかの宝ものーわたしの昭和ものがたり』『丘のてっぺんの庭 花暦』『庭の恵みを楽しむ料理』『べジタリアン宮沢賢治』ほか多数.