■『ヨレハ記 旧約聖書物語』刊行記念講演会■
小川国夫の残したもの
司 修(画家・作家)
木崎さと子(キリスト教作家)
作家・小川国夫の特異な航跡を、いまふたたび振り返る。文学に献身し、酒を愛し、歌を好んだ、〈信〉の人──作家の息づかいに、二つの角度から光をあてる。長年にわたり公私にわたって伴走した盟友の位置から、また日本のキリスト教文学の巨峰としてその作品に親炙してきた後輩作家のまなざしから。同時代の文学に類例をみない独自の文学世界は、なにを背景として生まれ、未来になにを指し示していたのか。
司 修 講演 酔っぱらいの関係
木崎さと子 講演 小川文学と〈信〉
司 修・木崎さと子 対談 小川国夫の残したもの
■日時 2013年3月23日(土)
午後1時半〜3時半
■会場 教文館9階
ウェンライトホール
■参加費 500円
■お申し込み・お問い合わせ
教文館キリスト教書部 〒104-0061 中央区銀座4-5-1
Tel.03-3561-8448 Fax.03-3563-1288
e-mail:xbooks@kyobunkwan.co.jp
司 修
1936年生まれ。独学で絵を学び、絵画創作にとどまらず、絵本の原画、書籍の装丁、また小説の執筆にと幅広く活躍する。小川作品のほとんどを装丁し、イスラエル旅行に同行するなど、酒席も含めて交流は深い。近作に、『本の魔法』 『水墨 創世記』『ラピス・ラズリ版 ギルガメシュ王の物語』『孫文の机』など。
木崎さと子
1939年生まれ。海外在住を終え、80年代より本格的に作家活動を開始。85年、『青桐』で芥川賞受賞。小説のほかエッセイ、絵本など、近年はとくにキリスト教関連の執筆が多い。小川国夫を〈信〉のひととして、その作品を聖書世界へのあくなき誘惑 として、深く受けとめる。近作に、 『キリシタンの祈り』『路上からの 復活』など。