『ナツェラットの男』刊行記念講演会

 

7月28日 午前11時より

 

池袋 ジュンク堂 4階

 

『ナツェラットの男』刊行記念講演会

 

対談講演 山浦玄嗣・伊藤比呂美

 

 「証言でつづる、もう一つのイエスの物語

     これがイェシューだ」

 

 

山浦玄嗣(やまうら・はるつぐ)

1940, 東京市大森区山王の生まれ, 生後すぐ岩手県に移住し大船渡市で育つ. 医師・言語学者・詩人・物語作家. 故郷の大船渡市, 陸前高田市, 住田町, 釜石市唐丹町(旧気仙郡)一円に生きている言葉, ケセン語を探究する. 掘り起こされた, その東北の言語を土台として, 新約聖書を原語ギリシャ語から翻訳した「ケセン語訳新約聖書四福音書」で知られる. 著書に, ケセン語研究が結実した『ケセン語入門』(1989, 『ケセン語の世界』(2007, 『ケセン語大辞典』(上下, 2000, 詩集『ケセンの詩(うだ)』(1988, 故郷の歴史に材をとった物語『ヒタカミ黄金伝説』(1991, ケセン語訳聖書の注解書『ふるさとのイエス』(2003, 『走れ, イエス』(2004,『人の子, イエス』(2009, そして福音書の新訳『ガリラヤのイェシュー──日本語訳新約聖書四福音書』(2011)などがある.

 

 

いとうひろみ●1955年, 東京都生まれ. 詩人. 84年より熊本市在住. 97年からはカリフォルニア州を拠点としつつ, 熊本市とカリフォルニアとを往復する, 文字通り旅の生活. 作品に, 『草木の空』(78年, 第16回現代詩手帖賞受賞), 『青梅』『テリトリー論』『ラニーニャ』(99年, 第21回野間文芸新人賞), 『日本ノ霊異ナ話』『河原荒草』(2006年, 第36回高見順賞),『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』(07年, 第15回萩原朔太郎賞, 07年, 第18回紫式部文学賞), 『読み解き「般若心経」』などがある. エッセイ集に, 『おなかほっぺおしり』『良いおっぱい悪いおっぱい』『女の絶望』など。