私たちの同時代に生きる、オリジナルな哲学の舞台裏
永井 均
哲学の賑やかな呟き
2013年9月19日刊行 B6変型判・380頁
本体価格2400円 ISBN978-4-906791-19-4 C1010
■ 2006〜2013年の哲学日記。前著『哲学の密かな闘い』の姉妹篇。「闘い」の舞台裏。
■ 出来事──東日本大震災、『エヴァンゲリヲン』、八ツ場ダム、原発問題、そしてマルクス主義、ナショナリズム……。偏愛する思想家・作家たち──ニーチェ、道元、吉本隆明、須原一秀、森 田童子……。
思考の種子と新しい実践──「バージの関節炎とデイヴィドソンのスワンプマン」、「夢と記憶」、「おたく」、「失言」、ヴィパッサナー瞑想と禅、そしてオリジナルの創作修行集……。
■ 日付けのある文章が、「哲学の日常」をあまさずに語る。〈私〉の哲学は、どんな土壌から、何を糧として生え出たのか。永井哲学の幅と奥行きを露わにするエッセイ群。
■ 「呟き」に宿る、思考の発見と創出のドキュメント。
著者紹介
永井 均(ながい・ひとし)
1951年生まれ.
専攻, 哲学・倫理学. 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位所得. 現在, 日本大学文理学部教授.
著作:『〈私〉の存在の比類なさ』,
『翔太と猫のインサイトの夏休み──哲学的諸問題へのいざない』, 『これがニーチェだ』, 『マンガは哲学する』, 『転校生とブラックジャック──独在性をめぐるセミナー』, 『倫理とは何か──猫のインサイトの挑戦』, 『私・今・そして神──開闢の哲学』, 『西田幾多郎──〈絶対無〉とは何か』, 『なぜ意識は実在しないのか』, 『ウィトゲンシュタインの誤診──『青色本』を掘り崩す』,『哲学の密かな闘い』ほか.