そのシンドさに親鸞が効く。仏法の根本思想を混沌の現代に。
武田定光
親鸞抄
2013年11月7日刊行 四六判・半上製 230頁
本体価格2300円 ISBN978-4-906791-21-7
■ 大震災、動機なき大量殺人、五里霧中の経済と社会……親鸞なら、この時代に何を思い、どう考えただろうか。
■ すでに、つねに救われている──この力強く、危険な思想は、ひとにどんなリアルを生きさせるのか。親鸞が生きていた世界を、今日のまなざしで描き取る。
■ 親鸞とともに日々を歩き、考えた記録。
目次
はじめに ことばが降ってくる
第1章 門 第5章 物語
第2章 いま・ここ・私 第6章 時と往生
第3章 無・意味 第7章 南無
第4章 転 むすび 言葉が生かす
著者紹介
武田定光(たけだ・さだみつ)
1954年, 東京都生まれ. 真宗大谷派・因速寺住職. 大谷大学文学部博士課程修了. 元, 親鸞仏教センター嘱託研究員. 著書に,『新しい親鸞』(2005), 『歎異抄の深淵師訓篇』(2006), 『歎異抄の深淵異義篇』(2007), 『阿闍世はなぜ父を殺したのか──親鸞と涅槃経』(共著, 芹沢俊介・今津芳文, 2010), 『逆説の親鸞』(2011), 『『歎異抄』にきく死・愛・信』(2013)ほかがある.