ぼくは、みんなのための「ぼく」だった
ー―子どもの心の歩みに耳をすます
絵本、小学校低・中学年向け。
ぼくは むくどりのヘンリー
アレクシス・ディーコン 文
ヴィヴィアン・シュワルツ 絵
青山 南 訳
2020年6月25日刊行 ISBN978-4-910154- 06-0 C0771
大型本(248×288) ・上製 40頁 本体1500円(税別)
「わたし」のめざめと、「みんなのために」と……
子どものこころの歩みを、音楽のように目で聴く、絵物語。
「あ、ぼくはかんがえている」、チュンチュン、ピーチク、さわがしく暮らしていた、こまどりヘンリーが、ある日、ふと気づきます。「ぼくはヘンリーだ」。うれしさのあまり、「ぼくって、すごい」。
でも、この考えは怪物に食べられて、たちまち粉々に。そうだ、だれかさんの、ごはんになっただけだけだ。でも、ぼくにはしなきゃならないことがある、みんなのために。「みんな」のための「わたし」へ、親指ヘンリーの大冒険。
子どものコミカルな発想と行動を描いて、日本で評判を呼んだ前作『ぼくたちの いえは どこ?』に続く、イギリスの気鋭の絵本作家、ディーコンとシュワルツのコラボ作品。
カクイチ研究所の絵本
土、水、石と風……自然といのちの面白さ、不思議さ、奥深さを伝える絵本のシリーズ、その第4弾です。
既刊、サム・ボウトン 絵と文、青山南となかまたち 訳
『ふつうじゃない庭をつくった男の子』
ダン・ヤッカリーノ 絵と文 青山南となかまたち 訳
『もぐらのモリス』
ジュリー・フォリアーノ 文 クリチャン・ロビンソン 絵
田中一明 訳
『空を飛びたくなったら』
続刊、 シンシア・ライラント 文 ブレンダン・ウェンツェル 絵
田中一明 訳
『いのち』