チェロ弾きのハンク── ステッド夫妻が贈る、ことばにならない調べ
音楽を お月さまに
フィリップ・ステッド 文
エリン・ステッド 絵
田中万里 訳
2021年4月23日刊行 本体1500円 上製40頁ISBN978-4-910154-18-3 C0771
あなたは、なぜチェロを弾くの? だれに聴いてもらいたいの?
ハリエット(=ハンク)のチェロを聴くために、フクロウがきます。そして、お月さまが空からおっこちて。ハンクは、寒くないようお月さまに帽子をかぶせ、赤いボートで湖に連れだしました。お月さまはいいます、「下の世界には、いろいろな音楽があるから、いいですね」。フクロウとアザラシとクマの助けを借りて、お月さまを空に返したハンクは、チェロに向かいます……透明な音楽が、みんなのこころに立ちのぼって……
『ねむるまえに クマは』『エイモスさんが かぜを ひくと』のステッド夫妻が贈る、語りと絵で紡がれた音楽絵本。音楽ってなんだろう。言葉では近づけないそのエッセンスを──小学校高学年向け。
カクイチ研究所の絵本
生まれたての目で見る、土、水、光、そしていのち…… 《既刊》
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『ふつうじゃない庭をつくった男の子』
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『もぐらのモリス』
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『いのち』
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