スマホを捨てよう、新しいリアリティへの旅に出でよう
生なる死
よみがえる生命と文化の時空
濱田 陽
10月25日刊行 四六判・上製 240頁
本体2300円 ISBN978-4-910154-24-4 C0010
わたしたちは今、透明な箱のなかに生かされているのではないか。生きることは本来、手触りと謎に満ち、ニュアンスに富んだものであるはずだ。
世界標準時に基づく統一時空に裂け目をいれ、タブレットの外に出て、多元的で、驚きに溢れた生命と文化の時空を回復するために。
生命の多様性を語る表象=米と龍鱗、死とよみがえりの象徴=コロナウイルスと若水の習俗、そして生のうちなる死=生なる死……これらのメタファーをつなぎ合わせ、人知を超えるものの消息を伝える、多様な彩りをもった絵柄を浮かび上がらせる。
目次
はじまりのはじまり
第一章 存在と時空
第二章 生命と文化の時空
第三章 人影の人工知能
第四章 生きとし生ける米
第五章 見えざる矛盾、新型ウイルス
第六章 自然、生きものの豊饒──龍と龍鱗
第七章 時空、名前、人生は一か多か
第八章 若水と新年
第九章 生なる死
第十章 新たなる時空
結序章 人知を超えるものの生なる死
こころのレクイエム
著者紹介