ツイッターを舞台とした、アドリブの思考と言葉の紙つぶて第2弾!
独自成類的人間 哲学日記2014▶▶2021
永井 均
4月25日刊行予定 ISBN978-4-910154-31-2 C0010 四六判・並製 280頁 本体1800円
いま、この世界で何が起きているのか、また起ころうとしているのか──
次元を異にするまなざしをもって、現実の秘された構造を日々に追尾し、
生きた言葉の運動によってその真相をえぐる。
COVID-19、自殺、同性婚、タテ・ヨコ問題、そして世界認識の神学的構造と
その破壊……足かけ七年にわたるツィートの海に、やがて浮かび上がる思考の
海路図。永井均的思念が、ツイッターという饒舌の場ではなやぐ。これこそ覚醒
へと誘う、形而上学的謎の一つではないか。
【姉妹篇『遺稿焼却問題』好評既刊・重版出来】
目次
00 独自成類的人間
01 見えない旗を掲げる
02 犬は実在しない
03 For what?─For me.
04 哲学の曲と演奏
著者紹介
永井 均(ながい・ひとし)
1951年生まれ. 専攻, 哲学・倫理学. 慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位所得. 現在, 日本大学文理学部教授.
著作に, 『〈私〉の存在の比類なさ』(勁草書房, のち講談社学術文庫),『転校生とブラックジャック──独在性をめぐるセミナー』(岩波書店, のち岩波現代文庫), 『倫理とは何か──猫のインサイトの挑戦』(産業図書, のちちくま学芸文庫), 『私・今・そして神──開闢の哲学』(講談社現代新書), 『西田幾多郎──〈絶対無〉とは何か』(NHK出版), 『なぜ意識は実在しないのか』(岩波書店), 『ウィトゲンシュタインの誤診──『青色本』を掘り崩す』(ナカニシヤ出版), 『哲学の密かな闘い』『哲学の賑やかな呟き』(ぷねうま舎), 『存在と時間──哲学探究1』(文藝春秋), 『世界の独在論的存在構造──哲学探究2』(春秋社)ほかがある.