未来哲学   第四号 特集・霊魂論の未来 情念・鎮魂・他者 

心にもう一つのポケットを! 

 

未来哲学   第四号

 

 特集・霊魂論の未来  情念・鎮魂・他者 

 

 

編集委員 末木文美士・山内志朗・中島隆博 

発行所 未来哲学研究所 

             

2022725日刊行 A5判・並製 296

本体2000円  ISBN978-4-910154-35-0 C0010 

    不思議な時代です。大きな争点は見当たらないのに、持続可能性だけは、さまざまな領域と文脈で鎖されているのを感じます。新たな世界戦争の予兆と、科学とメディアの誰にも予想不可能であった展開、これらを総合的に捉えうる、次元を超えた視点はありうるのでしょうか

 

    希望とは何か、終末とは何か。一つの大きなサイクルが巡り終えたかのような、薄暮に閉ざされた時節を超えるために。

目次

特集 霊魂論の未来──情念・鎮魂・他者          司会 山内志朗

  提題 ドイツにおける心霊思想、もしくは超心理学   平野嘉彦

    中国の霊魂論                                 中島隆博

       語らう死者たちの誕生              佐藤弘夫

      心という回路               末木文美士

 

哲学の未来=未来の哲学 『世界哲学史』以後の哲学        末木文美士

探険・哲学叢林 存在論のもう一つの系譜             一色大悟

         ──説一切有部・衆賢・体滅用滅論争

世界哲学 = 未来哲学への挑戦

    猛り狂って限界をはみだす哲学の力  中島隆博/挑発としての「世界哲学」               納富信留/哲学と翻訳  坂元ひろ子……

連載 『正法眼蔵』を読む             末木文美士

書評と対話  世界哲学の系譜の味わい    阿部仲麻呂・西平直

──日本の中世から近現代に至る