未来哲学   第7号 特集・現代科学と人間性の拡張 

心にもう一つのポケットを! 

 

 

未来哲学   第7

 

 

特集・現代科学と人間性の拡張 

        

編集委員 末木文美士・山内志朗・中島隆博 

 

             

2024125日刊行 A5判・並製 328頁  本体2000円 ISBN978-4-910154-51-0 C0010

 

現代科学が生み出した、高度なハイテク情報空間。これによって人類は、初めての世界経験に当面しています。まったく新しい世界経験の意味するところとは何か。一度、立ち止まって考えてみましょう。翻訳することすら難しい、目まいのする思考空間かもしれない。しかし、立ち尽くしているだけでは、何も始まらない。一歩を踏み出しましょう。希望がないのなら、《捏造》してでも生み出だすために。

 

目次

巻頭言 倫理的な未来へ                          中島隆博 

特集  現代科学と人間性の拡張

          はじめに                                小村優太

提題1 私たちを人間たらしめるものは何か             秋山知宏

       ──人類と自然の統合的探究

             提題2  「AIは悟れるのか」という問いについて考える      師 茂樹

             提題3 ポスト・ヒューマン時代の科学という問題について   近藤和敬                        提題4 自然科学に由来する政治思想                         岡本拓司

            ──二〇世紀の事例を中心に

          討議 「現代科学と人間性」をめぐって

水曜哲学会 人類と福祉──先史および太古の資料から           月本昭男

論考      仏教、量子論、世界政治 清水耕介/ジェンダーで解く本居宣長

         松下みどり/真理と存在 亀山隆彦  

連載    『正法眼蔵』を読む 六 末木文美士/『論語』を発見する 第三講 中島隆博/    

       天使と天使とアニメ セカイ系を生きる聖霊たち 一 山内志朗

 

書評と対話  冥顕の哲学のためのプロレゴメナ 護山真也/輪廻という難問  末木文美士