心にもう一つのポケットを!
未来哲学 第八号
特集・中世復興
編集委員 末木文美士・山内志朗・中島隆博
2024年8月23日刊行 A5判・並製 274頁
本体2000円 ISBN978-4-910154-58-9 C0010
未来哲学とは、未来人のための、未来人による、未来人のための哲学なのである。そして今、それを声高々に語る若い人々の登場が求められている──山内志朗・巻頭言。未来の扉を押し開けるために、一歩を踏み出しましょう。そこにあるのは、翻訳することすら難しい、目まいのする思考空間かもしれない。しかし、立ち尽くしているだけでは、何も始まらない。一歩を踏み出しましょう。希望がないのなら、《捏造》してでも生み出すために。
目次
巻頭言 哲学のパワーアップを目指して 末木文美士
特集 中世復興
提題1 西洋における中世と近世の間──聖霊論の観点 山内志朗
提題2 繋辞を持たない言語で、〈ある〉について多くの
しかたで語る──カラームから馬性まで 法貴 遊
提題3 「理一分殊」再考――二元論と一元化. 垣内景子
提題4 聖霊から幽霊へ──闇から現れるものたち 佐藤弘夫
討議 中世復興
未来哲学 世界哲学/日本哲学/未来哲学
――納富信留『世界哲学のすすめ』に触れて 末木文美士 探検・哲学叢林 1 行動科学と自覚における超越性 瀬平劉アントン
2 トロープとは何か──その意味と役割 秋葉剛史
論考 ケアにおける贈与/岩野卓司 理想主義と社会的自我/笠松和
女たちの逡巡と哲学の夜明け/佐藤麻貴
連載 末木文美士 中島隆博
書評と対話 アダム・タカハシ/山内志朗 末木文美士/阿部仲麻呂
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