未来哲学   別冊  哲学の未来 / 未知なる哲学 

心にもう一つのポケットを! 

 

 

未来哲学   別冊

 

 

特集・中世復興 

        

編集委員 末木文美士・山内志朗・中島隆博 

 

             

2024年9月25日刊行 A5判・並製 274頁  

本体1800円 ISBN978-4-910154-59-6 C0010

 

「未知」とは、あらゆる探求がそこからパワーを汲む源です。知られざる滝壺を、驚きとともに全身を揺るがす問いを探しましょう。

未来哲学という思考実験。未来の扉を押し開けるために、一歩を踏み出す。そこにあるのは、翻訳することすら難しい、目まいのする思考空間かもしれない。しかし、立ち尽くしているだけでは、何も始まらない。一歩を踏み出そう。希望がないのなら、《捏造》してでも生み出だすために。

 

目次

 はじめに                                    末木文美士

     序 章   

      知性について                              納富信留

 日本哲学の未来                             中島隆博

Ⅰ 可能性の鍵

 普遍的な人類愛は可能か                        末木文美士

 アーレントと未来への哲学                      山内志朗

      未来の現象学                                         永井  晋 

 未来哲學の発展に寄与する「キリスト教神學」の方途       阿部仲麻呂

Ⅱ 未知なる対話

 語りかける草木                              佐藤弘夫

 他なるものと共に生きるということ                   齋藤直子 

 アラビア語において「存在」を語ること               小村優太

 対話の哲学へ                                             師 茂樹

Ⅲ 未来と縁起

 多様な「生(life)」と未来の倫理                                  田島樹里奈

         縁起説と未来原因説                                                護山真也